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60年の歴史 第5章

第4節 次の100年に向けて

ISO9001:2000認証取得

グローバル化の進展に伴って高精度加工の製品といえども品質保証が求められるようになり、当社も2006年(平成14)4月、ISO推進管理室を設置して認証取得に取り組むことになった。

国際取引では、購入者(顧客)が供給者に契約で品質保証を求めることが多くなり、さらに製品・サービスそのものの品質だけでなく、それを開発・生産・流通するための各工程や経営者の責任なども含めて品質保証を要求される場合も出てくる。ISO9001は、こうした品質保証に関する要求事項の標準として規格化されたもので、製造業、建設業などで、入札や取引の資格として認証取得が要求される事例が多くなっていた。ISO9000が求めるマネジメントシステムは、「明確な方針・責任・権限の下、業務プロセスをマニュアル化(手順化)して、それを仕組みとして継続的に実行、検証を行うこと」であり、経営者をはじめ従業員全員の責任意識、継続・検証の意志が求められる。

本社第一・二・三工場、二輪・四輪の鋳造模型、鋳造用金型の設計・開発と製造部門が認証取得に取り組む一方、取り組みにあたっては明確な方針策定が求められ、浩史社長もこれを機会に、経営計画策定のつど掲げてきた理念、方針を再構築し、次のようなものとした。

会社理念

二輪、四輪の製品製造に関わる卓越した鋳造用金型技術と鋳造製品作りで、世界のオンリーワン会社を目指す。

会社方針

・市場とユーザーの求める、鋳造用

   金型と鋳造製品を提供する。

・会社の目標を社員が周知し、社内の

   環境を整備する。

・社員が能力を発揮でき、活力のある職場作りをする。

・すべての資源・プロセスに対して、効率的に運営管理する。

・データの開示や情報の分析をすすめ、継続的改善を行う。

・協力メーカーとともに付加価値の向上をする。

ISO9001:2000認証

ISO9001:2000認証

社団法人日本能率協会審査登録センターの指導を受け、5月31日に第一次審査、7月24〜25日に第二次審査を経て9月12日にISO9001:2000の認証を取得した。

近年は、あらゆる業種に対応したISO9000に対し、業界固有のニーズに対応する品質マネジメント規格の要請も高まっており、当社も新たに「品質保証プロジェクト」を新設することになる。

ISO9000シリーズ

 

ISO(国際標準化機構)が定めた、組織における品質マネジメントシステムに関する一連の国際規格群。各国で品質保証システム規格が異なっており、国際通商活動を妨げる事態も発生した。このため、1987年に品質管理・品質保証の国際規格としてISO9000〜9004の五つの品質保証規格(ISO9000シリーズ)が定められた(1994年に改正)

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